腸内細菌と便

腸内細菌の研究が色んな所で進んでいるような感じがしています。
腸内細菌って良く聞くけれど
細菌というと害があるものみたいに思いがち・・・

 

まず腸内細菌で思い浮かぶのは「大腸菌」

大腸菌って食中毒の原因菌っていうイメージがありますよね。

 

本当は、人のカラダの内部もカラダの表面にも菌がたくさんいて

悪い菌に注目されるので菌＝害を与えるもののように思いがちですが

必要な常在菌が多いのです。

 

お肌の表面にいるのは、お肌を守るための菌がいます。

腸内にいるのは、善玉菌と悪玉菌と言われている必要な菌とそうでない菌

そしてどちらの影響も受ける日和見菌

 

誰もが善玉菌がいい！と思うでしょうが

善玉菌って減ってしまうようです。

 

1950年（昭和25年）くらいの時の糞便の量は、350～400ｇだったそうです。

そこから徐々に減って平成15年辺りでは150ｇ程度になっているようです。

便の半分は善玉菌だと言われているので、

糞便の量が減っていること自体が善玉菌の減少を表しています。

400ｇから150ｇへ60％も減っていることになります。

 

そういえば子供のころは排便の後、スッキリ感があったけど

気が付けばなんだかスッキリしない毎日が続いていたなぁ

便秘じゃないけど、お腹が張って苦しかったなぁ・・・

一気に排便の量が減る訳じゃないから

気が付かないのかもしれないなぁ・・・

色々と浮かび、善玉菌減少のサインだったことを感じました。

 

善玉菌が減る原因の一つは、戦後に発達した抗生物質という説があります。
文字の通り生きた物を抗する薬ですから腸内細菌も当てはまるのかもしれません。

また、食物繊維の摂取量が減っていることが挙げられます。

 

善玉菌は、食物繊維が好物なのでこれをたくさん摂ると善玉菌が増えるのです。
1日だけ食物繊維を増やしてもダメです。
毎日、続けないといけません。
これを考えると食生活を見直す必要がありますね。

 

10年以上前ですが「ダイエットにかんてんがいい」と流行った時

毎日ところてんを食べていたことがあります。

多い時は、毎食前に1パック（笑）

その時の便の量はすごかったですよ（笑）

食物繊維を多く摂ると善玉菌が増える＝便の量が増えることが分かった体験でした。

スッキリ感もすごかったし、お腹が張って苦しいと思うこともなかったし

体調もよかった気がします。

善玉菌を増やすのには「ところてん」をお勧めしますが

毎日は飽きる、とか毎日は難しい、そんな意見が多く

続けている人は少ないのが現実です。

 

善玉菌と悪玉菌の総量は同じなので
善玉菌が減ると悪玉菌が増える

善玉菌が増えると悪玉菌が減るという構図になります。

 

腸内細菌の量は、1.5Kgくらいともいわれていますが

1.5Kgも！ってすごい量ですよね。

 

腸内には300種類以上、100兆個の腸内細菌がいます。

人間の細胞の数は60兆個と言われているので
腸内細菌の方が多いことになります。

 

私は、コッカス菌の商品を扱うようになって

腸の働きや腸内細菌についてもたくさん学びました。

 

腸内細菌がこんなに私たちのカラダの働きに関係しているとは

思ってもなかったので目からウロコでした。

 

乳酸菌もたくさんの種類が見つかっていますが

乳酸菌はどれでも腸内に留まって働くかというとそれは違うようです。

 

嫌気性菌とか好気性菌とか空気があると生きられたリ生きられない菌があったり

ほとんどが胃で死滅してしまったり

わずか腸まで届くものがあるようですが、
最近CMの内容が変わったヨーグルトもありますね。

 

胃から続く腸だとわずかな空気がありますが

奥へ進むほどに空気がなくなっていきます。

好気性菌は生きられません。

 

コッカス菌は、嫌気性菌だから腸の奥に定着し活躍してくれるのです。

 

 

コッカス菌は、下剤ではないので飲んだ次の日に「出る」というものではありません。
お腹がゴロゴロする人が多いですが、腸が動き始めたサインだと思っています。
そして、腸内に定着してくるとお腹のゴロゴロがなくなり
お腹のハリがなくなったり、
オナラが減ったり臭くなくなったり・・・

 

コッカス菌にはたくさんの薬理特許があるのですが

その中には、動脈硬化やコレステロールの改善剤というものがあるので

血液検査の結果が変わってくるかもしれません。（ちなみに私は全く正常値です）

 

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